よもやま話

日常の生活の中で生きるヒントを見つけたいと思います

やわらかな顔・いつくしみの言葉

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やわらかな顔・慈しみの言葉



丹波岳の麓に特別養護老人ホームがあります。コロナ禍以前は21の寺院で構成する福井教区・邦中組(ほうちゅうそ)から定期的に法話に訪れていました。残念ながら現在は休止中です。

施設には大きなお仏壇があり、お勤めと法話で30分のスケジュールで勤めていました。平均年齢90歳ぐらいの方が、毎回多くお集まりになります。

施設には「和顔愛語」の扁額が掲げられていますが、お念仏を称え合掌し礼拝する姿は皆さんとても穏やかで、「和顔愛語(やわらかな顔・慈しみの言葉)」がそのまま姿となって現れています。

お念仏にまさる愛語(慈しみの言葉)はないでしょう。いろんなことを忘れても、お念仏はなかなか忘れないものです。

高齢でお寺にお参りすることができなくなった方に、施設でお会いすることができるのは喜びです。今現在、施設の職員さんたちはウィルスを施設に持ち込まないように懸命に努力されています。入所者の方もご家族との面会が困難な状況にあります。

いつも、施設を利用されている方、施設の職員さんに多くのことを学んで帰ります。皆さんのお念仏の声を聞くことができる日を待ち望んでいます。合掌