2022.1.27 ロシア軍ウクライナ侵攻のニュースを聞きながら、1冊の本を読んでいます。『私のひめゆり戦記』宮良ルリ著です。
沖縄戦でひめゆりの塔の壕(第3外科壕)から生き残った一人である宮良ルリさんの言葉には重い響きがあります。
「戦争は、ある日突然やってくるものではありません。気がついたら戦争への道へ巻きこまれていたということになるのです」
「二度と私たちのような戦争体験をしてはならないのです。戦争は人間を人間でなくしてしまうのです。日ごろの常識は、まったくなくなってしまいます。軍隊は住民を守りません。年寄や子供たちのように弱い者ほどひどい目にあうのです」
宮良さんは大正15年生まれで、私の亡き母親と同じ世代です。青春時代を戦争で塗りつぶされた方の言葉は大切に聞きたいと思います。
下の写真が第3外科壕です。