よもやま話

日常の生活の中で生きるヒントを見つけたいと思います

境内 泉水の四季

境内の泉水


この泉水の水は湧水(ゆうすい)です。池は落ち葉が堆積して以前とは浅くなりましたが、多くの生き物の水飲み場で自然のビオトープです。湧水は境内の小川に流れ出てやがて海に入り潮となります。海がいのちを循環させる力の源泉のようです。

親鸞さまの言葉には「海」が実に多く書かれてあるのも納得できます。

池の周辺には四季折々の山野草が美しい花を咲かせます。文殊山麓でこれだけの大きさの水場はないでしょう。

春になるとウグイスが鳴きますが、昨年は数ヶ月の間直近で鳴き続けていました。
春から初夏にかけて多くの渡り鳥が早朝からにぎやかです。モリアオガエルが産卵し卵塊をつくりますが、そのモリアオガエルを好むアカショウビンもやってきます。サンコウチョウの鳴き声も・・。

そして池の中ではカワニナが泥中に絵画を描きます。やがてホタルが飛び始め夏には蝉の大合唱。秋には色とりどりの紅葉・黄葉。そして冬には雪化粧。

泉水の周りはいろんなものが融け合った渾然一体(こんぜんいったい)の場所です。

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