よもやま話

日常の生活の中で生きるヒントを見つけたいと思います

朝倉氏遺跡博物館 人々の暮らし1

2022(令和4)年10月に開館した
福井県一乗谷朝倉氏遺跡博物館

館内展示物などをすこしずつ紹介します
今回は基本展示室 
城下町に暮らす人々の姿を再現したものです

百姓の暮らし

朝倉氏遺跡博物館のジオラマから
百姓の暮らしを想像しています
蓮如上人ゆかりの吉崎と
朝倉の歴史はリンクしています
朝倉氏遺跡博物館のジオラマを通じて
吉崎に集った人、御坊を建てた職人
多屋で商売をしていた人たち等の
暮らしを想像することができます
百姓とはあらゆる職業の人たちということです

詳しくは千葉乗隆先生の講義録を読んでください
福井県伝統工芸の歴史も関係していると思います

 

千葉乗隆先生の講義
百姓という言葉は、中世と近世ではその意味が違っております。中世の百姓と申し
ますのは、まさにその言葉通り、百の姓、あらゆる職業の人達ということです。

村には農耕を営む人達とともに、大工・左官・鍛冶屋、漁をする人、商売をする人など、様々な職業に従事する人が住んでいます。それが百姓なんです。
ところが近世、江戸時代に入りまして、百姓と申しますと農民を指すことになります。


蓮如上人のお子さまの実悟上人が書いた記録に、加賀におきまして、本願寺門徒を中心とする一揆が、守護の富樫政親を倒して「百姓のもちたる国」になったと書いてあります。その百姓というのは、加賀に住むあらゆる職業の人達、全住民の参加する組織によって国の運営がなされるようになったという事です。


本文は福井別院で行われた講習会の内容を千葉先生が加筆訂正なされたもの

 

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